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アルゴンは窒素、酸素についで空気中に多く存在しますが、その割合は空気組織のわずか0.94%という貴重なガスです。いかなる条件下でも他の物質と反応しない完全不活性という特性を持ち、電球封入用、アーク溶接用、各種金属の製造用、ステンレス製造のAOD法などに使われています。

アルゴンの性状

  • 希ガスの1つ
  • 空気中に約1%含まれる
  • 完全な不活性

アルゴンの用途

製鋼

製鋼工程では取鍋への吹き込みやイオウなどの不純物を除去する真空脱ガスとして使用されています。ステンレスなどの特殊鋼製錬では、脱炭のための雰囲気ガスとして用いられます。

製錬

チタンや純度の高い単結晶シリコンなどの製錬には、まったく他の物質とは反応しないアルゴンを雰囲気ガスとして用いて、酸化・窒化を防止しています。また、銅の連続鋳造工程中では、溶銅表面を大気に触れないようにするシールドガスとして溶銅の酸化、窒化防止に役立っています。

溶接

アルミニウム、ステンレス鋼などの溶接時には、溶接表面をアルゴンでシールドすることにより酸化・窒化を防ぐとともに溶接面を美しく保ちます。

電球封入

白熱電球では、フィラメントの蒸発を抑え、熱拡散を防いで製品寿命を延ばします。蛍光灯はアルゴンと水銀の持つ紫外部特有のスペクトルを蛍光塗料で可視光線としたものです。

金属成形

高温、高圧下でガスを圧力媒体として、金属、合金、セラミックスなどを成形する熱間十方加圧法(HIP)では、原料の酸化・窒化を防ぐためにアルゴンが用いられます。

分析用

クロマトグラフのキャリアガスとして熱伝導率の小さいアルゴンは、熱伝導率の大きいヘリウムや水素の分析をするのに適しています。

半導体製造

半導体の製造時、スパッタリング用のガスとして、あるいはCVDなどの工程でバランスガスやキャリアガスとして用いられています。

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