溶接・切断
100年以上にわたって、溶接・切断用ガスはエア・リキードの提供するサービスの中核をなしてきました。私たちの技術とノウハウは、お客様のニーズの変化に対応するために進化してきました。私たちは、金属加工や組み立ての製造工程における課題に対応するため、ガスソリューションを継続的に改良しています。
私たちのサービス
レーザー切断
レーザー切断では、母材にレーザー光を集光し、切断ガスを溶融金属に噴射します。この工程は主として高い精度と生産性が求められる薄い金属の加工に使用されます。エア・リキードは、高圧窒素、あるいは高純度酸素など、お客様のニーズに最適かつ画期的なガス設備を提供します。またCO2レーザー用のレーザーガスのガス流量や圧力など、お客様のニーズに合わせたガスと設備もご用意しております。
火炎による切断ができない金属材料を熱分離するために使用されます。プラズマ切断は、ガス切断と比べると、べベル角度が小さく、切断速度が速く、クリーンでなめらかな切断面で、後工程において高品質の溶接を可能にします。あらゆる種類の金属に広く使用され、高品質の切断と生産性の最大化を実現します。環境によっては、プラズマ切断は、かなり低い生産コストでレーザー切断に劣らない品質を実現します。
溶接工程で低歪み、深い溶け込みが必要な場合や、高速溶接工程には、CO2レーザーによるレーザ光線、または固体レーザーが使用されます。レーザー溶接用Nexeliaは、ノズル搭載の画期的な一体型ソリューションで、お客様の生産コストを低減します。
マグ(Metal Active Gas:MAG)溶接はフレキシブルで適用範囲が広く、生産性を高め、品質を向上させます。この工程は、低合金炭素鋼や高合金ステンレス鋼の手動や半自動溶接、あるいは自動・ロボット化設備に使用されます。
アルミや銅合金など、酸化しやすい材料にはミグ(Metal Inert Gas:MIG)溶接が使用されます。
ティグ(Tangsten Inert Gas:TIG)溶接は、ステンレス鋼やアルミ、アルミ合金の溶接に一般的に使用され、圧力容器、パイプライン、食品工業向けコンテナ、航空機など、非常に高品質の溶接が必要な場合に使用される工程です。この工程では、接合される金属と、溶接トーチに搭載された高融点のタングステンベースの電極の間に発生する電気アークにより溶接します。