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エア・リキード、MKタクシーと連携し、水素ステーションを開設

  • Press Release

日本エア・リキード合同会社(本社:東京都港区、社⻑兼CEO ヴィルジニー・キャヴァリ)は、タクシー事業会社と連携した日本初の水素ステーションを開設することになりました。同ステーションは、神戸市のタクシー用マルチ燃料補給ステーション内に設置され、商用車向けの水素需要の高まりに対応する立地となっています。タクシー会社、神戸エムケイ株式会社との連携により開設されたこのステーションは、タクシーだけでなくバスやトラックその他の商用車に加えて通常の自家用燃料電池自動車にも対応します。同ステーションは、エア・リキードの国内18番目の水素ステーションとなります。



新設された「エア・リキード MK神戸空港前水素ステーション」は、地域における燃料電池タクシー活用を促進するものと期待しています。神戸エムケイは、2030年までに現在のハイブリッド車を電気自動車や燃料電池自動車に順次置き換えていくという目標を掲げています。同水素ステーションは、神戸の本社に隣接しており、兵庫県内を走るタクシーの車両基地にもなっています。

新水素ステーションの設立は、兵庫県と神戸市が交通の要衝である同地域でカーボンニュートラルの実現を目指し、生活や産業における水素社会への取り組みを進めていることと同調しています。神戸港は、日本の5大貿易港の1つであり、交通量が非常に多く、各種輸送手段への展開が期待されます。神戸港カーボンニュートラルポート協議会は、ポートアイランドのトラックやターミナル施設の脱炭素化を計画しています。

またエア・リキードの60年にわたる水素に関する専門知識を活用し、エネルギー転換に向けた取り組みの一環でもあります。

エコシステム全体を幅広く巻き込むこのプロジェクトは、官⺠様々な関係各位のご協力のもと、水素バリューチェーン全体を通じた知見を生かし、水素インフラを提供していくことをめざすエア・リキードの姿勢を表しています。



日本エア・リキード社⻑兼CEO、ヴィルジニー・キャヴァリのコメント:「官公庁や大手企業を含む関係各位の皆さまのご支援により、新しい水素ステーションを開所することができ、大変光栄に存じます。これは、日本の低炭素社会を実現するためのエア・リキードの技術力と協力関係を示すものです。新ステーションは、交通の重要な戦略地域の一つである神戸市の持続可能な発展に貢献し、未来への道を切り開くものと確信しています。」